2011年6月19日日曜日

コヨシキリに遊んでもらう

囀ってはブッシュに隠れ、出てきて囀って再びブッシュに隠れるコヨシキリを間近に見ながら囀りを楽しむ。

隠れる割には人気に動じない鳥で眺めて飽きることはない。

本日は石狩浜、ノゴマ、ノビタキ、ヒバリの楽園。
実は近頃見なくなったというシマアオジを探してみたのだが、まったく気配がない、コヨシキリに遊んでもらっているとすぐ頭上でカッコーが鳴いた。
なんと電線で囀っているではないか、しかしながら証拠写真にもならないピンボケ画像しか撮れないうちに飛び去ってしまった。
声は聞こえど姿を見ると忙しく飛び上がってはすぐにブッシュに消えるヒバリをなんとか納めてみたものの飛び物は難しい。

実は昨日は早朝に西岡公園に向かったのだが、蚊の襲撃とスズメバチに早々に退散、夏鳥が姿を見せてよい季節になったものの、虫たちもよい季節、なかなかうまくいかないものです。

2011年6月13日月曜日

不思議な樹皮

本日は有給休暇。
いつもの如く森を歩くと、ある木の幹に目が止まった。
樹皮が一部妙な具合になっているのである、じーっと目を凝らしてみる。
樹皮の模様が左から右下に流れているのに、一部だけ流れが逆になっている、ファインダーを覗いても違和感のある幹は認識できるものの、まさかあれがいるとは思わなかった。




樹皮の一部がいきなり動いて納得。

フクロウでした。

雛が巣立った後らしく、森の奥からかすかな鳴き声が聞こえて、恐らく親鳥のこのフクロウは森の奥を気にしている様子です。
きょろきょろと首を回すフクロウを始めて観察しました。
360度回りそうな顔です。
この後、人が通り過ぎると音も鳴く飛んで別な木に移ります。
そしてこの後、再び音もなく飛んで森の奥に消えました。

妙な樹皮の模様に気づかなければ、見つけることは出来なかったでしょう。
非常にラッキーな経験でしたが、朝パラリと雨が降り、湿気の多い森は蚊が元気よく飛び回り、観察している間に何箇所刺されたことでしょう、帰宅すると体のあちこちが痒く、痒み止めを塗り捲りの午後となりました。

2011年6月7日火曜日

鳥見の筈が

仕事が一段落して、本日は午後をお休みとした。
昼下がり、気温も上がりエゾハルゼミの賑わいに鳥はさほど期待していなかったのだが、最初に目にしたのは。
ご婦人がワーワーキャーキャー騒ぎながら携帯電話で何かを撮影しているので寄ってみるとアオダイショウであった。
よく見たら可愛い顔しているのに、そんな大騒ぎしなくともよいのに。




ブッシュの中からコマドリのヒンカラヒンカラ鳴く声を聞き目を凝らすものの青葉茂りて姿は見えず、遠くから、あの奇妙なアオバトの声も聞こえた。
今年もまた岩浜にアオバトの姿を探しに行く時期が来たのだなぁ。
ツツドリも鳴く、先日ニセコで今年初めて聞いたカッコウの鳴き声はまだここでは聞こえない。

木道を歩くと、またぞろ爬虫類。
カナヘビ君がフリーズしていた。
しかし恐竜ですね。
鳥の先祖は恐竜だと学術的には決定したようではあるが、カナヘビの方が圧倒的に恐竜っぽい。




結局鳥の姿を観察することは出来ず、お莫迦な場所に営巣したアカゲラ再度確認に行くと、穴の中から雛の声が聞こえてきます。
親鳥が餌を咥えて戻ってきたのですぐ撤退。
離れた場所から一枚。
咥えているのは巣の中のゴミでしょうか。
離れたところに身を潜めて観察していると二羽で次々と餌を運んできます。
もうすぐ、めんこい雛の姿を見ることが出来るでしょう。

植え込みの影で身を潜めていると昼休みのトラックの運転手さんが、「何か居るの?」と聞くので教えて差し上げると「おお、こんな場所で」と嘆声を上げたので「静かに見守ってやってください」と別れる。

まぁ、こんな姿を見たり、珍しい囀りを聞けたので本日は良しとしよう。

2011年6月5日日曜日

昨年のアカゲラ?

昨年7月4日撮影したアカゲラの雛です。
本日その木を確認に行くと、一羽のアカゲラが居ます。
木の後ろに回りこんだためそーっと私も回りこむと。





昨年の雛でしょうか?
なんとなく似ている気もしますが実際のところは分かりません。

近所に住む親戚に聞くと、昨年この木で二羽を確認しているとのこと。
「莫迦だね、あんなところに巣を作って」とは叔母の話でした^^;