初夏の声といえばオオルリの澄んだ美声があげられるが、ツツドリの声もまた初夏の声。春を飛び越して初夏が訪れました。
本日のフィールドはツツドリのくぐもった鳴き声が至近で聞こえてきます。なかなか撮影チャンスがないのですが、地面で採餌して低い枝に飛んだ姿を撮影できました。
直後オオルリが美声で奏でる姿を撮影し、気持ちも軽やかになる晴天と爽やかな気温は森に居るだけで幸福を感じます。
たっぷり幸福を感じていると笹薮からガサガサと音、すわ熊かと身構えていると山菜取りの方でしたが、ここ植物の採集は禁止ですよ。
3時間ほど歩き、遅い朝食を食べようかいと車に戻ろうとしますと、昨日から群れている、望遠軍団がたむろしています。軍団が一斉に動き始め、被写体を見ると赤いツツドリです。
雌のツツドリで赤が濃いツツドリがいるとの話は聞いたことはありますが、見るのは初めて。
でも、散策する人に迷惑をかけるのが嫌なので遠巻きに見ていますと、赤ツツドリは、一向に人を恐れる気配はなく地面でミミズを取っては、枝に飛び、取っては枝に飛びをしているうちに、すぐ傍にやってきました。
私のレンズでは溢れてしまいそうな距離に来てくれました。
ひっそりと観察できればよかったのですが、ギャラリーが多すぎました。
赤ツツドリのストレスも考えて短時間で観察を終えました。
しかし、ミミズを探す才能は凄いものがあります、キョロキョロとして地面に降りると、もう餌を咥えているのですから。
赤ツツドリを後にしたものの、今日は粘ればいいことがあるかもしれないと別なフィールドに移動して見つけました、久々の再会はモズでした。