2010年5月30日日曜日

ファ~、眠い…

早朝3時半起床、4時出発。
気温4℃、。えっ、4℃!家に戻りフリースを着足す。
西の空に満月に近い白い月、東の空は朱に染まり始めている。
朝焼けや夕焼けに向かうとどうも気が競ってしまうのは幼い頃からの悪い癖。
夕焼けに向かって自転車を漕いだ子供の頃のように、ひたすら朝焼けに向かって走る。
目指すは石狩、「はまなすの丘公園」、この地を知った頃にはこんな名前はついていなかった、この地を呼ぶと時は「本郷新の無辜なる民のブロンズがあるところ」と呼んでいた。

ラジオから流れる、誰にも同等に訪れる死を決して孤独にしない(曲解したなら)がため腐心する医師の話を聞きつつ到着。

出迎えてくれたのは冠羽のあるスズメより大きめな鳥二羽が地面を歩いている、車が近づき止まって始めて驚いて走って逃げた。

ビジターセンター駐車場に車を入れると澄んだ複雑な鳴き声が響く、ノゴマの歓待の囀りである。
恐らく喉の美しい朱が空を染め、私をここに誘ったのだろうな~んて、能天気な感傷に早朝のフィールドを一人大笑いして歩いたのだった。

しかし初対面のノゴマ、囀りも色もすっかりとファンになってしまった。
しかしツグミ科とは鵺と呼ばれるトラツグミやノビタキの暗部からイソヒヨドリやノゴマという明部まで幅広い科であること。
過日初撮影したノビタキも黒い和服のような出で立ちを好み、ひっそりと「極道の妻」と呼んでいる。

お莫迦なことを考えていたらノビタキは飛び去ったのだった。

ところで、ここで見ることのできた鳥は他にトビ、アオサギ多数。
アオジ、?カモメ、?カモ、恐らくカイツブリ、アオジ、オオヨシキリ、ホオアカ、ヒバリ。
北海道絶滅危惧種として指定されたシマアオジの姿は当然見られず。
あちらこちら、うろつきつつも欠伸が出始めたので早々と退散したのだが、石狩から札幌の北や東はトビが多く、ヒバリが鳴き続け耳に鳴き声が残ってしまった。

耳に残ったと云えば、カッコウの鳴き声を今年初めて聞いた喜びの日でもあった。

では、まだ陽が高いとは云え、お休みなさいませ。

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