2010年6月11日金曜日

ハリオアマツバメ再び

夏日、エゾハルゼミ賑やか。
こんな真昼に野鳥の撮影など期待はできないのだが、一段落した仕事を半日で終えて、いそいそといつものフィールドへ赴く。

鮮やかなトンボの出迎えを受けて、嗚呼、半日とは云え休みをとってよかったこと。

森は緑陰で冷やされた風が心地よし、透き通るような音の囀りが響き渡るものの爽やかな風を作る葉に隠れて姿を見ることはできない。

対岸にカワセミの姿、そろそろ雛が孵ることだろう。

鋭い羽音と微かな鳴き声が迫りくる、沼に目をやるが居ない、視界の隅を何かが過ぎる、上だ。
頭上にハリオアマツバメの群れ。
沼に降り水を切って飛び交う。
一脚を外しカメラを手持ちにする、重い。
ピントを合わせられない。
あっ、行っちまった…

しばし待つ。
マガモとカイツブリの小競り合いはカイツブリの勝ち。
「とにかく私はカワセミが好きで、毎日ここを散歩して居ているのです」というご高齢の方との会話を楽しんで、きた!
再びハリオアマツバメの群れが羽音とかそけき鳴き声でやってきた。
カメラは手持ちピントは感覚、まともな写真が写るはずもないがシャッターを切り続けた。
非力なカメラはRAWで連射すると途中でシャッターが切れなくなる、書き込み速度が間に合わないのだろう。
シャッターを切れないカメラを切なく眺めている場合ではない、双眼鏡で追う。
飛ぶ、水を切る、スピード感が気持ちよい。
群れはフワッと舞いあがり唐突に去った。

2 件のコメント:

  1. ハリオアマツバメの羽ばたくシーンは初めて見ました。
    いつも上空を滑空しているので、鎌型の翼しか知らないんです。
    ちゃんと羽があるんですねぇ。(^^;

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  2. 鎌形の飛行シーンはボケボケでした、連射で唯一この画像だけが使えるものでしたが、難しい撮影対象ですね。
    勿論150-500ズームプラス2EXテレコンバータで手持ち撮影です。

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