2010年10月12日火曜日

勇払原野

一羽だけカモや白鳥に混じってしまったヒシクイはウトナイ湖道の駅傍の、観光客が集う場で困った餌問題の渦中で戸惑っているようだった。

カヌーではじめての川下りは美々川だった。当時野鳥に頓着の無かった頃ではあったが野鳥がすぐ傍で囀ったり、横切ったり。
或いは居ついた白鳥の存在感が大きかったり、自然の濃さを漠然と感じていた。

大昔父親が所謂原野商法で買わされた土地が植内にあり、なんとなく幼い頃から気になっていた土地は現在足繁く向かう場所となった。

千歳川放水路や苫東で脚光を浴びながら辛くも原野を残す勇払はわずかに残された希望のように今も在る。
この土地を大切にして、遊ばせていただきたい気持ちで散策をした。

札幌に戻り『自然ガイド 勇払原野 ウトナイ湖・美々川』北海道新聞社刊 川崎慎二・大畑孝二 著を求め 「苫東と周辺の自然マップ」の紹介を知った。
今後は自分の足でこの地を探索していきたいものである。

今回は野鳥に出会うことは少なかったものの、時期が到来した鵡川のシシャモを堪能できた。
焼いても旨し、刺身でもよし。
私の生まれた釧路でも昔はシシャモが干された、そして春採湖周辺の自然に育てられたことを想起した。

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