2010年10月31日日曜日

ポピュラーな鳥たち

巷ではヒレンジャク、キレンジャクの初確認の話題が出回る中、なかなか出会うことが出来ず。
真駒内公園、円山公園はツグミの大群。
ツグミの声が耳から離れない。
しかし赤い実のそばにツグミという風景はいいでものです。







ヒヨだって立派な野鳥。
ちょっとうるさいけど。







アカゲラは傍にいるだけで嬉しいものです。

こんな暖かな日が続くのは、今後それほど期待できない、テクテクと歩き続けるだけで幸せな二日間は鳥との出会いは少なかったものの充実した週末であった。
ついでに登った円山も気持ちよく清清しい空気をたっぷりと吸った。

さてレンジャクたちとはいつ出会えることやら…。

2010年10月28日木曜日

公園巡り

二日前に降った季節外れの雪が溶けない今日、有給休暇をとって公園巡りをした。
どこの公園も、まだ葉をたっぷりと茂らせた木に湿って重い雪が積もり枝が折れたり、幹から折れたり、曲がったり異常事態だったことを伺わせる。

真駒内公園ではシメがお出迎え。
雪はまだ15cmほど積もっている、雪の上にぽろぽろと木の肌の破片が落ちてきて上を見るとアカゲラが忙しい、ツグミは物凄い数があちらこちら飛び回り、お目当てのレンジャク類の姿は見当たらなかったのが残念。




場所を豊平公園に移すと雪はほぼ消えている。
カラ類が気忙しく飛び交うなか、ひっそりと木に留る鳥はウグイスか。
ここでもアカゲラが目に付く、葉が少なくなって見つけやすくなったのかな。




月寒公園も雪は殆ど消えているのだが、池に倒れこんだ木が痛々しい。
今後この木を処理しなければならないだろうが、関係者は頭の痛いことだろう。

月寒公園はヒヨドリの大群とマガモの小集団、オオセグロカモメがのんびりとした風情である




実にいい加減な巣箱が一つ。笑いながら歩いていると雨が降ってきた。
帰宅すべきか否か逡巡しつつ本屋で時間をつぶし外に出ると雨は上がり太陽が輝いている。
本日最後の公園西岡公園に向かう。





なんと公園入り口には先日来の「熊出没の為一部入場禁止」ではなく「倒木、落雪の危険があるため入場禁止」となっている。管理事務所前でヤマガラを見ると冬の香りがした気分、30cmもの積雪を残す場所で冬の香りもなにもないものだが。
寂しく狭い限定された公園を歩いていると関西弁の鳥見さんと挨拶。
「すいませんが、この鳥なんて鳥でしょう」とカメラの液晶を見せられた。


「はい、ゴジュウカラですね」あぁ答えられて良かったぁ^^;
関西から年に二度出張で札幌に来る際は一日鳥見の日を楽しみにするという方であった。
お互いご当地自慢をして楽しい時を過ごした。

本日は14,000歩ほど歩いた楽しい休暇であった。

2010年10月24日日曜日

コハクチョウの水上走行

二週続けての長都沼。
昨週は数羽しかいなかったコハクチョウが沼に集っている。
ヒシクイ多数、オオバン僅か、カモ類多数である。

鳥見の人もチラリホラリ、三脚に水準器をつけたカメラを据えるオジサン二人のペースに巻き込まれてしまった。
「来た!右だ」と叫ぶオジサン、右を見るとコハクチョウが着水するところである。
「飛ぶぞ、飛ぶ、飛ぶ、飛んだ!」とコハクチョウの飛翔である。

すっかりとコハクチョウの飛翔、着水を観察させていただいた。

水の上を数歩走って後バサバサと大きな羽ばたき音をさせて飛び去る姿は迫力がある。
ヒシクイの飛翔につられて飛んだり、飛びそうで飛ばなかったり面白いものである。

普段は歩き回って鳥を探すのだが、立ち尽くして鳥の観察とは疲れるもの、今後かような観察の際は椅子を持参することを心にとどめて沼を去った。

2010年10月20日水曜日

夜の渡り?

この時期、夜8時を過ぎる時間帯は完全な夜。
そんな時間に空からハクチョウたちの声が聞こえた。

こんな時間帯にも飛ぶ?

2010年10月17日日曜日

長都沼

千歳市の長都沼に向かう。

多くのカモが集まる中、二羽ほど真っ黒い体に白い嘴のものが目に付いた。
潜水して餌を採っている様子で帰宅して図鑑を調べるが似たものはオオバンくらいなもの、ピントの甘い画像でなんとももどかしい。

夕暮れまで観察を続けてヒシクイの姿を見たかったのだが、本日は午後より用向きがあり帰宅することにした。
来週こそはどこぞで一泊して観察したいもの、ぐずぐずしていると渡りの時期を終えてしまう。

天然のバードテーブル

渡りの時期、どこぞで一泊して夕暮れと早朝の鳥見を画策していたのだが、頓挫。
一転して歩いていける近在の鳥見を楽しんだ。

林から小川傍の枯れた植物の実を啄ばみ林に戻るハシブトガラをしばし観察。
同じ枝で様子を見ては天然のバードテーブルとでも云うべき餌場で啄ばんで林に戻る。




花を終えたひまわりも、天然のバードテーブル化している。









ブッシュの中からチッチッとかなりの数が群れているのはアオジか。
小川の周りの植物に群れているらしく、川べりに歩を進めると十数羽が次々と現れては木の枝に逃げる姿が楽しい。
この鳥も渡りに向けて栄養を蓄えているのだろうか。




目の端に鳥影を感じ、視線を移すとモズがいた。
ファインダーを覗きシャッターを切りながら静かに近づくのだが枝を移ったあと飛び去り姿を見せることはなかった。

我が家近在の小川を持った林は足繁く通うとなかなか収穫がないものの、思いつきで訪れると思いがけない鳥と出会う。

我が少ない記録では、キジバト、ヤマガラ、シジュウカラ、ハシブトガラ、アカゲラ、コゲラ、ヤマゲラ(声のみ)、カッコウ、ウグイス、オオルリ、ハクセキレイ、キセキレイ、ノビタキ、ホオジロ、ホオアカ、マガモ、ヒヨドリ、ツグミ、カケス、カワラヒワ、アオジ、モズなど、なかなかたいしたものではないか。

2010年10月12日火曜日

勇払原野

一羽だけカモや白鳥に混じってしまったヒシクイはウトナイ湖道の駅傍の、観光客が集う場で困った餌問題の渦中で戸惑っているようだった。

カヌーではじめての川下りは美々川だった。当時野鳥に頓着の無かった頃ではあったが野鳥がすぐ傍で囀ったり、横切ったり。
或いは居ついた白鳥の存在感が大きかったり、自然の濃さを漠然と感じていた。

大昔父親が所謂原野商法で買わされた土地が植内にあり、なんとなく幼い頃から気になっていた土地は現在足繁く向かう場所となった。

千歳川放水路や苫東で脚光を浴びながら辛くも原野を残す勇払はわずかに残された希望のように今も在る。
この土地を大切にして、遊ばせていただきたい気持ちで散策をした。

札幌に戻り『自然ガイド 勇払原野 ウトナイ湖・美々川』北海道新聞社刊 川崎慎二・大畑孝二 著を求め 「苫東と周辺の自然マップ」の紹介を知った。
今後は自分の足でこの地を探索していきたいものである。

今回は野鳥に出会うことは少なかったものの、時期が到来した鵡川のシシャモを堪能できた。
焼いても旨し、刺身でもよし。
私の生まれた釧路でも昔はシシャモが干された、そして春採湖周辺の自然に育てられたことを想起した。

2010年10月3日日曜日

宮島沼のマガン観察

早朝4時札幌を出立したものの、マガンのねぐら立ちには間に合わなかった。
曇天の暗い空に泣き声を上げながら数羽の群れがあちこちにあるものの、遅かった。
沼に到着すると、宿泊型観察会があったらしく、センターにてシュラフでの宿泊者が片づけをしていた。
一泊して夕と朝を観察するのが最良、来年こそはと期するものがある。

周りの畑地を探索して数箇所でマガンの採餌活動を観察する。
タカ類も2種程見られたが、撮影できず。

雨が落ちそうな厚い雲の下、月形や北村と彷徨うもののカラ類とトビばかりが元気。
新篠津を走り当別から石狩に向かったものの、物凄い強風にそそくさと帰宅の途に就いた。